大人の8割以上がむし歯あり
平成23年歯科疾患実態調査によれば、永久歯にむし歯のある人の割合は、子供(5~10才未満)では10%ですが、大人(20~80才未満)では8割以上にのぼるという残念な結果になっています。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-23.html)
過去の調査(平成17年)と比較すると、5~25才未満の各年齢層でむし歯保有者は減る傾向にありますが、45才以上となると、残念ながら増える傾向のようです。
大人だからなりやすい、2次むし歯ってなに?
そこで、大人の皆さんにお聞きします。むし歯治療後の「詰め物」や「かぶせ物」、ありませんか?
治療が完了したからといって、油断禁物なのがこれらの歯です。「2次むし歯」といって、治療済みの歯がまたむし歯になる可能性が高いそうです。
もともとみがきにくい場所でもあり、補鉄物(ほてつぶつ)と歯との間にできるわずかなすき間からむし歯菌が再度侵入してしまうなど、原因はさまざまです。
特に神経まで抜いた歯は要注意!
痛みを感じないため、発見が遅れてしまうことがあります。また年齢を重ねると、歯ぐきが下がってくることもあります。歯の根元は表面のエナメル質よりもやわらく弱いため、ここにむし歯菌がつくと大変です。
大人むし歯も、早期発見が大事です。
みがき残しがないように歯をよくみがいたり、定期的に歯科医院へ通うことで、大人のむし歯リスクを減らしましょう。